東浦奈良男の意味 登山用語

東浦奈良男(ひがしうらならお)

東浦奈良男は、「一万日連続登山」を目標に、悪天候の日でも欠かさず山に登りつづけた人である。定年退職後、退職翌日の1984年10月26日から連続登山を始め、2011年6月25日に病に倒れられ、2011年12月6日に永眠された。2011年6月25日までに、27年間で連続9738日に及んだ。

最初は、富士山150回登頂を目指すトレーニングとして、地元(三重)の山へ毎日通っているうちに目標が、連続一万日へとなっていったという。普段登っていたのは地元の無名峰を含む低山であった。山に行く交通費を貯めるため、無駄遣いはせず、山用の装備は身近なものを工夫して使っていた。また交通手段を使わず、自宅から登山口まで60kmの道を歩くこともあれば、冠婚葬祭があろうとも、毎日登ったという。東浦奈良男氏の本「信念」という本がある出版社から発行されているので、日記を読むこともできる。

なお、連続では9738回だが、合計では11951回の登山をされている。1984年10月26日、この日の日記は「自由。以降の出勤先は山となる」と記されている。