アルプス山脈の意味 登山用語

アルプス山脈

アルプス山脈とは、通常、ヨーロッパアルプスのことをいう。アルプス山脈はヨーロッパ中央部に位置しており、オーストリア、スロベニア、イタリア、スイス、リヒテンシュタイン、ドイツ、フランスをまたいでいる。最高峰はモンブラン(標高4810,9m)でありフランスとイタリアの国境に位置しており、西ヨーロッパの最高峰でもある。

アルプス山脈はアルプス・ヒマラヤ造山帯に属しており、アルプス山脈〜ヒマラヤ山脈〜インドシナ半島の東西まで一連につながっている。アルプス山脈はアフリカ大陸とユーラシア大陸が激しく衝突して隆起してできた山脈である。

環太平洋造山帯とともに2大造山帯と言われるが、環太平洋造山帯は火山が多く、活火山が多いのが特徴であるが、アルプス・ヒマラヤ造山帯は火山も少なく、活火山が少ない代わりに高峰が集中している。アルプス山脈が現在のような地形になったのは約一万年前の最終氷期後であり、氷河によって山肌を削り取られた地形が多く、現在でも数多くの氷河と氷河湖を見ることができる。