ピットジップの意味 登山用語

ピットジップ

ピットジップとは、アウトドアウェアーのアウターに設置されている脇下のジッパーのこと。暑いときは、このピットジップを開けることで、衣服内にこもった熱をすばやく放熱して換気することができる。

アウターやレインウェアなどにビットジップが取り付けられており、透湿防水性の素材であっても中は汗で蒸れて濡れてしまうことがあるが、ビットジップを開けることで水蒸気も外に逃がすので蒸れにくくなる。また暑い時もピットジップを開けることでかなり涼しくなり着脱の必要性がない。

ただ、止水ジッパーなので硬めなのが難点である。ピットジップの位置は脇の下に取り付けられるているものがほとんどだが、メーカーによっては脇全体が全開できるものもある。ピットジップを開けた時に内張りの布が出てこないよう設計されているので見た目はすっきりしている。国産メーカーでピットジップを取り付けているところは少ないが、欧米メーカーのアウターでは一般的である。