ピナクル
ピナクル(英語:Pinnacle)とは、尖塔の意味。山では岩稜や岩壁の上の小さい突起も含める。または小岩峰ともいう。
登山や登攀において確保支点に使う事も出来る。ドイツ語のツアッケと同義である。このピナクルの名前を冠した山が東南アジアにある。マレーシアのボルネオ島のグアンヌル国立公園の中にピナクル山がある。ピナクル山は文字通りに針のような岩壁がそびえている。石灰岩質であり、年間6800mmもの多雨によって浸食され、現在のような形になったと言われている。多雨なので独自の生態系もみられる。ピナクル山は標高1750mの低山であるが、麓のキャンプ地から山頂まで標高差1700mmを一気に登るので傾斜がキツイのと、高温多湿なので、体力が相当いるとされる。公園管理局より水を3L持参すること、悪天候時は登山中止、などと厳しい制限があるのも、傾斜が急なため足を滑らせると危ないからであろう。
なお、登頂に成功すると公園管理局から登頂証明書を発行されるそうである。