アルペングリューエンの意味 登山用語

アルペングリューエン

アルペングリューエン(ドイツ語:Alphengluehen)とは、スイス山岳会によると、太陽が地平線直下沈み、まわりは闇に包まれた中で、水や氷、雪や空気などが地平線下の太陽光に照らされ、また山頂だけが赤々と燃えるように色づく現象のことであり、語源はドイツ語のAlphengluehenからきており、Alphen=アルプス、gluehen=赤く燃える、という意味である。

日本ではアルペングリューエンというと朝日を受けた黄金色に輝く山のような意味で使われている。なお、アルペングリューエンに似たような意味でモルゲンロート、アーベントロートという言葉がある。モルゲンロート(Morgen=朝、rot=赤い)は朝焼けのことで、アーベントロート(Abend=夕方、rot=赤い)は夕焼けのことであり、アルペングリューエンとは意味が少し異なる。余談になるが、日本ではドイツ人作曲家の「アルプスの夕映え」というピアノ小曲が有名であるが、原題はAlphengluehenなのである。