ビレイヤー
ビレイヤー(英語:belayer)とは、登っているクライマーのロープを下で保持し、クライマーの安全を確保する人のことをいう。
まずクライマーは自己確保のため、クライマーが到着しているハーネスのタイインポイントとロープをダブル8の字で結ぶ。そして、ビレイヤーとなる人は、クライマーの体に結ばれているロープのもう一方の末端を、ビレイヤー自身が装着しているハーネスに取り付けてあるビレイデバイスにロープをセットする。クライマーが登っている間は、ビレイヤーは壁に近すぎず遠すぎず、適宜な位置でロープを確保している。この時、ビレイヤーは必ずグローブを装着してからロープを握ること。グローブ無しでビレイ操作すると、手がロープバーンといい、ロープの摩擦によって手を火傷してしまう。そしてクライマーが登り終わって降りる時は、クライマーが岩から離れて停止した状態になってから、ロープを繰り出して少しずつ下に下ろす。
クライマーがフォールした場合は、少しロープを流してから止めるようにする。急に止めるとかえって危ないからである。ビレイヤーは確保中は、クライマーの動きに集中して脇目を振らないこと。