ビンソン・マシフの意味 登山用語

ビンソン・マシフ

ビンソン・マシフとは、ヴィンソン・マシフ(Vinson Massif)とも呼ばれ、南極大陸最高峰の山である。標高は4,892m。七大陸最高峰の一つにも数えられている。

1958年にアメリカ隊が上空から発見し、1966年にはアメリカ南極大陸探検隊のニコラス・クリンチらにより初登頂されている。当時の南極調査を働きかけたカール・ヴィンソン(Carl Vinson)の名前をとってビンソン・マシフ(Vinson Massif)と名付けられた。マシフ(Massif)は中央山塊という意味。ビンソン・マシフは七大陸最高峰の中で、標高がそれほど高く難しい山ではない。雪山登山の基本的な技術が要求されるが、南極特有のブリザードが数日間続く場合、ベースキャンプの中でビバークせざるを得ない状況になり、精神力が問われると言われる。

現在ではエベレストと同じく、商業登山ツアーが催行されており、日本から出発する場合は、チリ経由で南極大陸のベースキャンプへ向かう。