フェールラーベンの意味 登山用語

フェールラーベン

フェールラーベン(FJALLRAVEN)とは、1960年、オッケ・ノルディン(Ake Nordin)によって設立された、スウェーデンのアウトドアメーカーである。オッケ・ノルディンが少年の時、アウトドアライフに夢中であり、14歳の時に、100年以上前からスウェーデンで使用されていた運搬具を改良した木製の背負子(しょいこ)を作りだしたのが始まりである。

1950年には、木製の背負子がビジネスとして成功し、寝袋の製造に着手する。1960年にフェールラーベン社を設立し、本格的にビジネスとしてスタートする。バックパックの製造にも着手し、木製の背負子にヒントを得て、航空技術を応用し、アルミ製のフレームザックを世界で初めて開発した。軽量で耐久性のあるこのザックはアウトドアを楽しむ人々に支持される。

そして、テントの開発に着手し、当時で2人で1.4kg、4人で3kgという軽量テントを開発している。この軽量テントは、ヨーロッパの登山者やバックパッカーの負担減に貢献している。現在は、スウェーデン王室御用達先に指定されている。(背負子とは梯子のような形をした木製のフレームで、荷物を括りつけて、背中に背負って運搬するもの。)