フェニックスの意味 登山用語

フェニックス

フェニックス(Phenix)とは、1953年、田島一男によって設立された前進の鳳商会から始まった。当初は問屋業として製品の流通をを行っていたが、やがてスポーツ分野への進出の手がかりとしてスキーウェアに着目した。

終戦直後の1945年代は、スキーウェアは大正時代から進化していなかったこともあり、当時のアウトドアメーカーとして後発組では、他のメーカーが出がけていない分野は参入できる好機だったのである。当時、アメリカでは防風性・保温性を持つナイロン製のスキーウェアが主流であり、これを取り入れたスキーウェアを開発した。早くから欧米の進んだ技術を導入して、自社の新製品を開発してきた。

1976年にはスキーウェアの海外生産を開始している。1994年にはKappaブランドの商標権を取得し、自社ブランドとした。2004年には資金難により産業再生機構の支援をうけ、新生フェニックスとして再スタートし、2005年には防臭糸「デオシーム」を使用した防臭製品を開発している。スキーウェアに強みがあり、ノルウェーのスキープレーヤーや協会などにウェアを提供している。