フリクションノットの意味　登山用語

フリクションノットとは、摩擦を利用してロープを間接的に固定する結び方の総称である。フリクション（英語：friction）とは摩擦、ノット（英語：knot）は結び、という意味。

「マッシャー」「クレイムハイスト」「バッチマン」「プリージック」などが挙げられる。「マッシャー（Machard knot）」は、スリングをメインロープに巻き付けて、前後をカラビナに結ぶ方法である。「クレイムハイスト（Klemheist knot）は、スリングをメインロープに巻き付け、片方をもう一方の輪に通して引く方法である。「バッチマン（Bachmann knot）」は、カラビナをメインロープに平行になるよう添えて、スリングでメインロープとカラビナを一緒に巻きつける方法。「プリージック」は、スリングの結び目を向こう側に持っていき、その結び目の輪の中にロープを巻き付ける方法。一重だけの巻き付けはガースヒッチと呼ばれ、日常生活でもよく使われている。