ブルーアイス
ブルーアイス(英語:Blue ice)とは、日本語では「蒼氷」と書き、文字通り、青く凍っている氷のこと。
アイスクライミング用のアイゼンやピッケルが刺さらない場合もある。氷が青く見える理由は太陽からの光の反射による作用である。たとえば、一番大きい氷である氷河は長い年月をかけて形成されたもので、形成過程で空気は外に放出され氷の中に含まれている空気の気泡はほとんどないので、氷の透明度が高くなる。
一方、太陽の光はプリズムとも言われる7色の光線があり、それぞれの光に波長の長短がある。赤い光がもっとも波長が長く動きが遅いので氷上に到達する前に空気中の粒子に吸収されてしまうが、青い光はもっとも波長が短いので、氷の中には空気の粒子がほとんどないため青い光のみ吸収される。氷の中の空気が少ないほど、青みは深みを増す。氷河の青みはグレッシャーブルーと呼ばれ、ブルーアイスとは呼ばれないが、原理は同じである。逆に氷の中に空気が含まれるほど、氷は白く見える。