ペツルの意味 登山用語

ペツル

ペツル(Petzl)とは、会社として設立されたのは1960年のことである。1930年代はじめ、創業者であるフェルナンド・ペツル(Fernand Petzl)は、17歳の時はすでに機械工として働いており、その頃に「ケイビング(洞くつ探検)」を知る。ペツルはケイビングの世界において新しい技術を作りだすことを考え始め、仕事後、自分や仲間のために、新しいケイビングの道具を考案し作成していた。

1940年代にはいると、ピエール・シルヴァ(Pierre Chevalier)とともに革新的な道具を生み出していく。2人はDent de Crollesで地下600mを探検し、世界記録を打ち立て、同時に彼らはナイロン製ロープを使用するという、新しい探検手法を開発した。ペツルはやがてクライミングポールやアッセンダーなどを発明していった。ロープ技術の完成度を高め、やがてこの技術は他の分野に影響を与えた。

1960年には会社を設立し、アッセンダーの生産を始める。1970年になると、息子のピエール(Pierre Petzl)とともに登山用具の開発に着手する。1973年には登山用ヘッドランプを開発する。1991年には世界初のブレーキアシスト付きビレイデバイス「グリグリ」を開発する。2000年にはシャルレを買収し、2002年には世界初のリーシュレスアイスアックス「クォークエルゴ」を開発する。ペツルはスポーツ用、プロフェッショナル用とそれぞれの分野に特化した製品を開発している。