ベンガラの意味 登山用語
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行・わ行
ベンガラ
ベンガラとは、酸化第二鉄(赤色酸化鉄)から構成されている赤色顔料や研磨剤のひとつである。江戸時代にインドのベンガル地方産のものを輸入し「べんがら」と呼ばれるようになった。当て字で弁柄、紅殻とも書かれる。
ベンガラは合成酸化鉄赤(カラーチャート:Pigment Red 101)と天然酸化鉄赤(カラーチャート:Pigment Red 102)に分けられる。ベンガラの特性は、着色力などが強く、また耐熱性・耐水性・耐光性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれにも優れており、安価かつ無毒で人体にも安全なため、昔から幅広い用途で使用されてきた。建築物への着色に使われている。
歴史は古く、ラスコー洞窟やアルタミラ洞窟は最古の壁画(旧石器時代)と言われる赤色の線で描かれた壁画が発見されている。こういったベンガルの特性を生かして、登山道では、雪上の登山道などで登山者が迷わないように、ベンガラで目印が付けられているのである。
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行・わ行