ホーボーの意味 登山用語

ホーボー

ホーボー(英語:Hobo)とは、19世紀終わりから20世紀初めにかけて、世界的な不況の中、アメリカでは、仕事を探し求め列車に乗って各地を転々と旅する人たちが表われた。

彼らは無賃乗車を繰り返し、時には鉄道会社の人間や保安官に追われたり、見つかったりすると、暴行を受けるなどの大変な目に合った。それでも無賃乗車を止めず旅を続けたのであった。のちに、1970年代になるとベトナム戦争が勃発し、ヒッピーと呼ばれる若者たちが出現し、「自然回復」運動につながっていった。こういったヒッピーたちは、やがて必要最小限の必需品だけえおバックパックに詰めて、アメリカ国内は、ちょうど台頭しつつあり、バックパックを背負って旅行する人をバックパッカーと呼んだ。

中でも、エリック・ホウアー(Eric Hoffer)が有名であり、ドイツ系移民であったホウアーは8歳で母と死別、18歳で父と死別している。ホウアーは独学で植物学・哲学を勉強し、自由な生活を求め、カリフォルニア大学バークレー校の政治学研究の教授になったが、荷物の積み下ろしをする港湾労働者としても働いていた。1970年代にはベトナム戦争の反戦運動の先頭にたつヒッピーたちに支持されたが、ホウアー自身は彼らを甘やかされた子供たちだと言っている。