ボルトラダー
ボルトラダー(英語:bolt ladder)とは、クライミングのルートで岩壁にボルトが連続で埋め込まれており、ハシゴ状になっている部分をいう。
ボルトラダーはほぼ直線的にボルトが埋め込まれているのが特徴であり、岩壁にそのままボルトが残置されている。エイドクライミングが主流で、日本国内の岩場が開拓されているときは、ディレッテシマと呼ばれる直線的なルートが作られ、リスがなくなった部分にはボルトを連打して乗り越えていたものである。
やがて、岩壁を傷つけないクリーンクライミングが提唱されるようになり、ロープに頼らず自分手足だけでなく、フリークライミングが主流になるにつれ、器具を積極的に使ってクライミングしても、逆に低く評価されるようになった。現在ではフリークライミングの技術向上に伴い、岩壁の表情を読み取りながら、岩の割れ目(クラック)などにナッツなどのナチュラルプロテクションをとりながら安全確保する方法が主流である。