今井道子の意味 登山用語

今井道子

今井道子は、登山家・医学博士でもあり、1967年にマッターホルン北壁、1969年にアイガー北壁、1971年にグランドジョラス北壁を登頂し、女性初のアルプス三大北壁の登頂に成功した人物である。

山登りでは女性は男性とペアを組んで登ることが普通とされていたが、今井道子氏は、マッターホルン北壁は若山美子氏と女性のみでペアを組み、氷壁を42時間かけて登攀し、登頂に成功している。1969年にアイガー北壁に登頂した時は、5人の男性とともに登攀し、ジャパンルートと言われる新しい直登ルートを開拓している。1971年のグランドジュラス北壁登頂では同じ登山仲間の高橋和之氏と挙式を挙げている。

その他にも高峰に挑戦を続け、現在は医師としての職業の傍ら、登山家としても、「クラブ・ベルソー」というサークルを主宰し、都会人に自然の素晴らしさを体感してもらう取り組みを行っている。なお、夫の高橋和之氏も著名な登山家で「カモシカスポーツ」という登山用具専門店を経営している。