メタルマッチの意味 登山用語

メタルマッチ

メタルマッチ(英語:metal match)とは、マグネシウム(Mg)という金属を使った発火装置のことである。一番シンプルなものは、紙などの上にマグネシウムを削って粉末状にして集めておき、その上に火打ち石で火花を発生させると、マグネシウムに着火して火が起きるというもの。この時にマグネシウムの量が少なくても発火しないのである程度の量が必要となる。

通常のマッチと違うのは、マッチは頭についている赤い部分をやすりでこすることで摩擦で発火するもの。一方メタルマッチはマグネシウムを削って火花を起こして発火させるもの。原始的という意味では似ている。ライターで有名なZIPPOはメタルマッチを応用して、金属棒の下に綿芯をつけ、ライター用オイルに浸しておき、使用時にマッチと同じようにサイドをこすると火がつくものである。

ただ火力は純粋なメタルマッチに比べると弱い。通常はライターやファイヤースターター(チャッカマン)があれば十分だが、メタルマッチを予備とする考え方もある。