ヤッホー
ヤッホー(ドイツ語:Johoo)とは、山などに行くとヤッホーと叫ぶあのことであるが、ヨーデルの掛け声「イヨッホホホー」から始まったとも、あるいは遠くにいる人に呼び掛ける「ホーイ」などが語源とも言われている。このときに、「オーイ」と呼ぶと、救助を求めていると間違えられる可能性があるので、「ヤッホー」と呼ぶ。聞こえた人も「ヤッホー」と返せばよい。
山の地形によっては、ヤッホーと叫ぶと、ヤッホー、ヤッホー、ヤッホー…と声が反響してこだましたり、あるいはたまたま聞こえた人がヤッホーと返すこともある。なぜこだまするのかは、謎である。
なお、ヨーデル(ドイツ語:Jodel)とは、ヨーロッパアルプスの山ろくで放牧を営む人々が、独特の裏声で仲間と呼びかわしていたのが始まりである。裏声(ファルセット)と地声(低音域の胸声)を繰り返し切り替えて歌う、アルプス地方発祥の歌唱法である。スイスではヨーデルを守り続けているが、イタリアやドイツではヨーデルは歌われていない。