山田昇の意味 登山用語

山田昇(やまだのぼる)

山田昇は、1950年群馬県生まれの登山家。ヒマラヤ8000m峰14座のうち9座登頂している。その登頂の多くは冬期登攀未踏ルートから達成している。

1978年にタウラギリT峰を未踏ルートであった南東稜ルートで初登頂する。1981年にカンチェンジュンガT峰登頂。1983年、ローツェ、エベレスト登頂。この時、ローツェ、エベレストで登攀隊長を務めたことから、世界的ヒマラヤ登山家としての評価を得た。1985年にはK2、マナスルを無酸素登頂している。1987年にはアンナプルナに冬期登攀に成功している。1988年にはシシャパンマ、チョー・オユーを無酸素登頂している。また、この年はヒマラヤ8000m峰に登攀する前に、1年間で五大陸登頂を目指し、マッキンリー、モンブラン、アコンカグア、キリマンジャロに登頂している。1989年にはモンブランに単独登頂成功後、マッキンリーに向かい、アタック中に行方不明になった。日本人登山家では、14座すべてを登頂した竹内洋岳に次ぐ記録を残した。