山行きの意味 登山用語

山行き

山行きとは、文字通りに山へ行くこと、登山のことをいう。一般的には山行(さんこう)と言われることが多い。登山計画のことを山行計画、登山記録のことを山行記録という。また山行報告というものがあるが、これは山岳会に所属している人たちが作成するもので、山行でたどったルート、時間、距離、装備、反省点などを記載したもので、山岳会の中で情報共有することを目的としている。

また、ハードな登攀などを目的とする山岳会などでは、登りっぱなしでお終いというのではなく、報告書を作成することで課題や反省点を浮き彫りにし、次回への改善につなげることを目的とするところもある。山岳会に所属する登山者は、計画書を事前に提出するよう求められており、計画書を提出することで、万が一の遭難時の初動体制が早く整うことを目的としている。山岳会内での会員同士でのパーティ登山の場合はなおさらである。

なお、この「山行」という言葉を使うのは、山屋(やまや)と呼ばれるひとたち、あるいは自分のことを山屋と言っている人たちに多く、一般登山者は「山行」とは言わず、登山と言っている。