ライクラの意味 登山用語

ライクラ

ライクラ(Lycra)とは、アメリカのデュポン社(現インビスタ社)が開発した、ポリウレタン弾性繊維「スパンデックス(Spandex)」のことで、ライクラはインビスタ社の商標である。

このスパンデックスは極細繊維といわれるほど糸を細くしたもので、伸縮性がある繊維である。ほどよいフィット感と締めつけ感があり、しなやかさがあるのが特徴である。この特性を生かして、女性下着、衣類などのファッション分野や、水着、ヨガウェアなどのスポーツウェア、テーピングなどのメディカル分野、おむつのゴム部分など、幅広い分野で使用されている。

たとえば、表示に綿95%、ポリウレタン5%と書かれていたら、綿の中に5%のポリウレタンが織り込まれていて、伸縮性があり、しわになりにくく、元の形に戻るという特性がある。1959年に開発され、日本では1964年に東レとインビスタ社の合弁企業オペロンテックスで製造・販売を行っている。通常は「ライクラファイバー」と呼ばれている。