ラスポルティパ
ラスポルティバ(LA SPORTIVA)とは、1928年、北イタリアのドロミテ山塊のふもとで、ナルシソ・デラディオ(Narciso Delladio)によって設立された、イタリアの登山靴メーカーである。デラディオが地元の人達のために登山靴を手作りで提供したのがきっかけである。
1950年代に入ると、各国の威信をかけた遠征隊がヒマラヤ初登頂争いを繰り広げるようになり、1954年、イタリア登山隊によってK2(標高8611m)が初登頂され、その時に登頂した隊員、ラセデリとソルダはスポルティバ社の登山靴を使用している。イタリア隊の成功によって、スポルディバ社の靴のクオリティの高さが世界に知られることになった。
現在でもスポルティバ社はドロミテ山塊の標高800mの谷筋に会社を構えており、開発商品のテストフィールドが近くにあり、高品質な靴を作り続けている。登山靴のほか、クライミング、トレイルランニング用にも靴を開発・製造している。