ラントクルフトの意味 登山用語

ラントクルフト

ラントクルフト(ドイツ語:Landkluft)とは、陸地と氷河の間にできる割れ目のことを意味している。日本では氷河を雪渓に置き換えて解釈されている。日本ではこの現象をベルクシュルント(Bergschrund)というが、本来はラントクルフトのほうが正しいのであり、最近はラントクルフトを使う人が増えてきている。

氷河にはベルクシュルント、ラントクルフト、クレバス、ヒドゥンクレバス、スノーブリッジといった危険な個所が潜んでおり、特にヒドゥンクレバスはもともとあったクレバスが強風などで雪に覆われれ隠れたもの、スノーブリッジは氷河の下を雪解け水が流れており、これによって中央部が融解し、まるでアーチ状の橋を形成したものある。

氷河の上を歩く場合は、氷河の上を覆っている雪の下に見えない危険性が潜んでいることを認識して歩くといい。氷河の上を歩く場合は単独歩行はさけ、複数の人と歩くようにし、安全確保のためアンザイレンしたうえでお互いの間隔を取りながらすすむ。また、ピッケルで雪面を確認しながらすすむ。