リングワンデルング
リングワンデルング(ドイツ語:Ringwanderung)とは、日本語では「環状彷徨」「輪形彷徨」とも表わす。ガス(濃霧)や吹雪によるホワイトアウト、闇夜などが原因で視界が悪くなると、方向感覚が分からなくなり、無意識のうちに円を描くようにして同地点をさまよう状態になることをいう。
この言葉の語源がドイツ語であるように欧米では平坦な土地が多いのでこの状態になると輪形になるのだろうが、日本は起伏が激しい土地柄、輪形になることはなく、歩いているうちに転落したりして遭難しやすい。また、視界が遮られてこういう状態になると、精神的にパニックになりやすいが、こういう時こそ冷静になり、まずはその場から動かないようにする。視界が晴れてきたら行動開始する。
こういう時テントまたは簡易テントを持っていると設営して休憩することもできる。特に登山時では疲労しているので、パニックになると冷静な判断力を失いやすくなるので、まずは慌てないでその場にじっとすること。