ルートグレードの意味 登山用語

ルートグレード

ルートグレードとは、山の難易度を表わす等級のことである。この難易度の等級付けは、明確な基準があるわけではなく、経験豊富な人がそこを登攀して、経験・感覚で等級付けしているのである。

ルートグレードにはアルパインクライミングなどの山岳に適用されるグレードと、岩壁登攀(ロッククライミング/ボルダリング)に大別される。日本においてはRCCU(第二次ロッククライミングクラブ)が制定したRCCUグレードが中心になる。RCCUグレードは「自由登攀ピッチグレード」「人工登攀ピッチグレード」「ルートグレード」と三種類に分別している。

ルートグレードはこのうちのひとつであり、1級〜6級までありその中でも細分化されている。登攀距離、傾斜、技術的困難度、岩の状態、ルートファンディングの困難度など総合的に判断したものである。なお、世界統一基準は存在せず、各国に独自の基準が存在しており、「RCCUグレード(日本)」「UIAAグレード(国際山岳連盟)」「UKグレード(イギリス)」「デジマルグレード(アメリカ)」「フレンチグレード(フランス)」「オーストラリアングレード(オーストラリア)」がある。日本のRCCUグレードは、RCCUが、UIAAグレードを元に日本独自の基準を加えて作成したものである。