ルートファインディングの意味 登山用語

ルートファインディング

ルートファインディングとは、ルートを探す技術のこと。一般登山道や標識が整備されている山や登山者が多い山では、道迷いすることは少ないが、分岐点などで迷いやすい。また、登山者が少ない山やバリエーションルートなどは、自力で道を見つけなければならない。また、夏山は冬山に比較するとルートを見つけるのが容易であるが、獣道を登山ルートを勘違いする場合もある。

雪山においては、先行者のトレースや目印を頼りにすることなく、自分でコースを見極めなければならない。また、悪天候時や、ガス(濃霧)でホワイトアウト状態になったとき、道を失いやすくなる。こういった場合などで、現在地を確認するために、ルートファンディングを行う。ルートファンディングには、地図やコンパスなどを駆使して、自分が現在いる位置を把握することから始まる。

まずは地図の見方(読図)とコンパスの使い方が分かっていることである。近年ではGPSの普及にともない、GPSを携帯する人も増えてきているが、谷などGPSが使えない場所もあるので、地図と併用することもある。山で使用する地図は登山地図2万5千分の1地形図が望ましい。