ローインパクト
ローインパクト(英語:Low impact)とは、人間が自然と関わり合う際、環境に与える影響を極力抑えようとする考え方のことで、欧米を中心に広まり、日本にも伝わったものである。人間活動は自然にダメージを与えることが多い。
たとえば、登山道を大勢の人が歩くと、登山道が荒れてしまい、また狭い登山道で人がすれ違う際に待機する時に道を外すときがあり、結果として植物が踏まれたりして植生できなくなったりする。そこで木道が整備されたりと登山道の整備が行われる。自然の中のキャンプにおいては、指定の場所以外でキャンプすることは、自然にダメージを与えていることにもなるので避けた方がいい、とも言われたりする。キャンプファイヤーは禁止、食器洗いには洗剤は使わない、など色々ある。
また登山でストックを使用する人も増えているが、ストックを地面に突くことによって穴があくばかりではなく、周辺に植生している植物にも影響がある、と言われている。自然に入るからには人間本位ではなく、人間も自然の一部という認識が求められている。なお、最近ではローインパクトという言葉は足に優しいステップといった意味でエアロビでも使われているが、全く関係ない。