ロワーダウン
ロワーダウンとは、クライミングにおける用語のひとつで、ロープにぶら下がって降りることをいう。
クライミング終了あるいは中止して下に降りる場合、@ビレイヤーがクライマーのロープを張り、Aクライマーはロープが張られたのを確認してから壁から手を離し、Bビレイヤーはクライマーの体が空中静止してからゆっくりをロープを繰り出してクライマーを下に下ろす。これがロワーダウンである。
トップロープとリードクライミングの場合はロワーダウンすることが可能であるが、ボルダリングの場合は、地面までジャンプして飛び降りる。岩壁でのフリークライミングはそのまま上に上りきって、登山道を通って下まで降りる。なお、ロープに頼らずに、自分の手足で降りることは、クライムダウンという。(クライムダウンと懸垂下降は異なる。懸垂下降は、安全確保支点を確保してから、自分の体に装着しているハーネスと下降器をセットしてから、ロープと下降器の摩擦を利用して岩壁を歩くようにしてゆっくりと下に降りていくことをいう。)