UIAA規格
UIAA規格とは、UIAA(国際山岳連盟)によって定められた、登山用品やクライミング用品の耐久性などを定めた安全規格のことである。現在ではUIAA規格は国際規格となっており、アウトドアメーカー各社にとっては、UIAA規格をクリアーすることは安全であるというお墨付きを与えられたのと同じである。
UIAA規格が定められるようになったきっかけは、1960年にロープのテストを行ったのがきっかけである。現在では、ヘルメット、ハーネス、アイゼンなどの安全道具も含めたさまざまなカテゴリーの用品毎にUIAA規格基準が定められている。アウトドアメーカーは自社の製品をUIAAに送付し、UIAAにて耐久性などさまざまな角度から安全性のテストを行い、UIAAの耐性テストにクリアーした製品は、UIAA SAFTEY LEBELというロゴを表示することが認められる。
UIAA規格は公的機関ではないので、日本のメーカーが欧州などで販売する場合のは、EUが定めたEN規格のほうが優先ではあるが、登山家やクライマーにとってはUIAA規格のもつ意味は大きい。なお、日本ではUIAA規格をもつロープについて語られることはある。